令和6年度の社会福祉法人心和会事業計画書の発行にあたり、ご挨拶申し上げます。
当法人は、昭和52年設立以来、今年で47年を迎えます。現在は85名入居定員と2名の短期入所の定員を持つ障害者支援施設金浜療護園、高齢の方と障害をお持ちの方がご利用しているデイサービスセンターかねはま、介護保険利用の調整を行う指定居宅介護支援事業所「かねはま」、高齢の方々が生活する認知症対応型グループホームあんしんハウス、障害をお持ちの方の相談を受ける指定特定相談支援事業所かねはまの5事業を運営しています。
令和5年度を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症は5類へ移行し行動制限などの必要がなくなりましたが、気候の変動により、夏は最高気温の更新が数回起こるような猛暑と線状降水帯による局地的な大雨による災害、また令和6年1月1日には甚大な被害をもたらした能登半島地震などの災害がありました。被害にあわれました方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて令和6年度は、障害福祉サービスと介護保険サービスの改定が行われます。利用者様が希望する生活を実現するための支援をより強化する体制の整備が求められています。それに伴う、提供サービスの質の改善と向上、その為の人材育成と確保のために職員の働きやすさの追求、長期化する戦争などの影響により物価高騰に対する備え、また頻発している災害への備え、さらに地域に必要とされている社会資源の構築と提供できる体制の整備をして、持続可能な開発目標(SDGs)が目指す『「誰一人取り残さない」社会』の実現に向けて努力してまいります。
当法人の経営理念『「敬愛」「互譲」「正義」「信奉」4つの真心で、地域に愛され、ともに歩む』を基に、利用者様には「施設を利用して良かった」、地域の方々には「施設があって良かった」、職員には「施設で仕事ができて良かった」と感じる事ができる施設づくりの為に、職員一丸となって取り組む所存です。今後とも、一層のご指導の程宜しくお願い申し上げます。
末筆となりましたが、皆様の益々のご健勝を祈念申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。
令和6年3月吉日 |
社会福祉法人 心和会 |